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勝手に小説化:アマガミAS 第五章「カツドウ」A-part

少し間隔が空いてしまいました・・・。
実はある程度、書けていたのですがラノベ形式のようにより読みやすくするにはどうしたらいいのかなと書き直していたりしていたら時間が掛かってしまいました・・・。
なので、この第五章からちょっと文章の形式を変えています。
現在もいろいろなラノベを読みつつどうしたら読みやすく面白い物が書けるのか研究中ですが引き続き頑張って書いてきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします!!

A-part Start


 あまりに予想外の言葉に呆然としていると。
「あなたを輝日東高校生徒会の書記に指名します。はい、もう一度言ってあげたわよ。」
 腕組みをしながら溜息混じりに早口で絢辻さんは、再び同じことを言った。
 どうやら絢辻さん苛立っているみたいだ・・・。
 僕は、恐る恐る絢辻さんに質問をした。
「ごめん絢辻さん、今の状況が理解できないのだけど・・・。」
「・・・まぁーいいわ・・・。田中恵子さん、あなたを輝日東高校生徒会の会計に指名します。」
 僕の質問を華麗にスルーした絢辻さんは田中さんに話を振った。
 田中さんは、この状況が理解できているようで、少し緊張気味に絢辻さんに答えた。
「あの・・・指名されて嬉しいのだけど、本当に私でいいのかな?えへへへ。」
「勿論よ。それに指名は副会長の伊藤さんと一緒に決めたことよ。それにね、輝日東高校の為に頑張ってみたいと思う人に生徒会のメンバーになってもらいたいの。」
「ありがとう絢辻さん。喜んでお受けします。」
 田中さんとのやり取りで笑顔になっていた絢辻さんの表情が再び険しくなり僕の方を向いた。
「えっと・・・書記の件は、承諾したと言うことでいいかしら?」
 既に絢辻さんの中では決定事項のようだ。
「橘君、ここは快く承諾しないと後でたいへんなことになるかもよ。」
 含み笑いをしながら香苗さんが僕に承諾を促してきた。
「香苗さんまで・・・。」
「男ならハッキリしなさい!」
 ・・・僕には選択肢がないようだ・・・。
「絢辻さんが言うのなら何か考えのあってのことだと思うから・・・僕でよければ喜んで。」
「これで決まりね。」
 今までのやり取りを黙って見守っていた高橋先生が笑顔で言った。
「ですね。」
 ここでやっと絢辻さんにも笑顔が戻った。
「改めてだけど、生徒会顧問の高橋です。一年間よろしくね。」
 高橋先生が改まって挨拶をする。
 僕達も挨拶・・・担任の先生に改まって挨拶をするのも何だか気恥ずかしい。
「「よろしくお願いします。」」
「私も生徒会の顧問を担当するのは今回が初めてなのだけど、全員私のクラスからなので、安心してるのよ。」
 高橋先生も生徒会を担当するのは初めてらしい。
「実はね、昨日の職員会議でも役員全員が3年Aクラスからと言う件に関していろいろと意見は出たのだけどね輝日東高校の生徒会はあくまでも生徒の自主性を尊重することが基本だから職員会議でも了承されました。」
「そうなのですか。」
 僕もこの構成で本当に問題ないのか心配だったけど、問題ないらしい。
「それと、橘君。」
「は、はい。」
「職員会議で橘君の書記について話題が出たのだけど、各先生方から好評だったのよ。やっぱり、去年の創設祭で絢辻さんを影ながらサポートしている姿を他の先生方もちゃんと見ていたのよ・・・だからもっと自分に自信を持ちなさい。」
「は、はい!ありがとうございます。」
「役員候補者への指名確認は終わったので一旦教室に戻っていいわよ。後は、追って会長の絢辻さんに連絡するから。」
 そんなこんなで、僕は生徒会の役員となった。
 書記と言う役職が僕に務まるのか今更ながら不安だけど、絢辻さんが指名したからには必ず理由があるはずだから・・・とにかく頑張るしかないな。
 放課後、今日はバイトがない日なので久し振りにゲーセンに寄って帰ろうかと思っていた時に後ろの席から声が・・・。
「あら、今日はバイトがないはずなのに何を急いでいるのかしら。」
「あ、ちょっと本屋で参考書を・・・。」
 薫のやつ、またシフトをちくったな・・・。
「へぇ~珍しいわね・・・橘君がお宝本購入以外で本屋さん用事があるとはねぇ~。」
「ぼ、僕だって・・・。」
「僕だって・・・何かしら?聞こえないわよ?・・・そろそろ時間の無駄になるから本当のことを言いなさい今なら弁解の余地はあるわよ。」
 どうやら僕がゲーセンに行くことは既にお見通しのようだ・・・これ以上、下手な言い訳をしても事態が悪化するだけなので正直に話すことにした。
「どうせそんなことだろうと思ったけどね・・・ところで橘君、ちょっと話したいことがあるから一緒に帰らない?」
「あれ、今日は図書室で勉強しないの?」
「何か問題でも?」
「いあ、喜んで・・・。」
 特に断る理由もないし、今日は大人しく絢辻さんの後をついて行くことにした。
  ・
  ・
  ・
「ここに来るのは久し振りだね。」
「そうね。あの契約をした日以来かしらね・・・。」
 着いた所は、学校近くの神社だった。
「この場所はね、私にとって終わりの場所であると共に始まりの場所でもあるの・・・だから・・・。」
「そうだね。僕達にとってここはとても特別な場所だよね。」
「橘君に二つ伝えたいことがあるの・・・。」
 そう言うと絢辻さんはとても真剣な表情で話し出した。
「その前に・・・何の相談もなく生徒会役員に指名したことを謝らなくちゃね・・・。」
「確かにいきなりで驚いたけど謝ることはないよ。」
「ありがとう・・・そう言ってもらえると嬉しいわ・・・。」
「ところで伝えたいことって?」
「まずは、一つ目は打算的なこと・・・橘君をね生徒会に指名したのは今後のことをいろいろと考えて一番最良だと思ったからなの。」
「今後のことって?」
「私はね橘君と同じ大学に進学できるのなら大学どこでもいいかなと考えていたのだけど、橘君が私の第一志望だった大学に行こうと言ってくれて今頑張って勉強してるじゃない。実際、とても頑張ってくれているからこのまま行けば何とかなると思うの・・・でもね・・・。」
「でも?」
「でもね・・・勉強以外にも二人暮しの約束を実現するためにバイトも頑張ってくれているでしょ。だから・・・私なりに何かできないかなと思ったの・・・。そこで思い付いたのが生徒会だったの。」
「生徒会?」
「そう、生徒会よ。実はね、いろいろ大学入試のことを調べていたらあの大学推薦入試があるのよ。その推薦入試はね生徒会での活動経験があれば受験することができるのよ。推薦入試を受験することができれば受験科目が減る・・・つまり、橘君の受験勉強への負担が減ることになるからどうしても生徒会の役員になって欲しかったのよ。」
「そうだったんだ・・・それならそうと言ってくれれば僕も快く返事ができたのに・・・。」
「まぁー理由が理由だから・・・。」
「はははは。職権乱用になるのかな?」
「な、何か問題でも?」
「ありがとう絢辻さん。僕のことを考えてくれて・・・僕も指名してくれた絢辻さんに迷惑が掛からないように生徒会の活動を頑張るよ。」
「そして、もう一つ・・・これは私の個人的なこと・・・私にはねやっぱり橘君が必要なのよ・・・去年の創設祭も橘君が隣に居てくれたから私は頑張れて最後までその責任を果たすことができた・・・。」
 絢辻さんが頬を赤らめながら話した。
「そんなことは・・・あれは絢辻さんが頑張ったからだよ。僕なんて絢辻さんにいろいろと迷惑を掛けたと思うし。」
「そんなことはないわ。橘君が居てくれたから私は頑張れた・・・そして、前に進むことができた・・・それに私が忘れかけていた創設祭への想いも改めて思い出させてくれた・・・本当に感謝してもしきれない位に橘君には感謝しているの・・・だから・・・。」
 一瞬、言葉に詰まった絢辻さんだったけど、何か決心した表情に変わり僕の方を向いた。
「・・・だから・・・これが高校生活最後の我侭・・・橘君に生徒会でも隣に居て私を支えて欲しいの。」
「僕は、いつだって絢辻さんの隣に居るよ。」
「ありがとう橘君・・・。」
 こうして僕が生徒会に役員に指名された真相は明らかになった。
 常に僕のことを考えてくれている絢辻さんの行動には感謝の気持ちでいっぱいだった。
「さっ、そろそろ帰りましょう。」
「そうだね。絢辻さん・・・いろいろとありがとうね。」
「・・・。」
 少しうつむいたまま無言でうなずく絢辻さん・・・その顔は、かなり赤くなっているように見えた。
  ・
  ・
  ・
 数日後、全校集会で生徒会役員の紹介があり、無事に僕達生徒会役員は全校生徒からの承認を受けた。
 全校集会で承認された次の日、初めての生徒会が開かれた。
「それでは、第一回の生徒会会議を始めます。」
 絢辻さんの言葉と共にいよいよ生徒会役員としての活動が始まった・・・と言っても僕は書記なのでとりあえず議事録を書いている。
 絢辻さんの司会でとてもスムーズに会議が進行して行く・・・僕は、あまりにもスムーズな司会進行に思わず見とれていた・・・。
「っで、橘君もそれでいいかしら?」
「え?」
「・・・全く・・・書記なのに今の話聞いてなかったの?」
「いあ・・・その・・・。」
「ほら、橘君も初めての会議できっと緊張してたのよ会長・・・。」
 香苗さんがとりあえずフォローしてくれた。
「橘君、優しい副会長に感謝しなさい。」
「はははは・・・。」
 うん、絢辻さんが腕組みしている・・・機嫌の悪い状態だ・・・。
「まぁーいいわ・・・じゃー募集の件は、橘君に一任します。よろしくね。」
「募集の件?」
「橘君、そこから聞いてなかったの・・・。」
 僕の正面に座っている香苗さんが確認した。
「ごめん・・・。」
「5月の活動について話しをしててね。学校近くの海岸を女子水泳部がボランティアでゴミ箱を設置したり、清掃活動をしているから生徒会がお手伝いをすることになったの。」
 少し小声で隣に座っている田中さんが教えてくれた。
「それで生徒会のメンバーだけでは人数が少ないから一緒に参加してくれる他の部を募集することになったのよ。だからその件を橘君に一任するわ・・・よろしくね。」
 満面の笑顔で絢辻さんが僕に言った・・・。
 これが輝日東高校生徒会初の活動と同時に僕の初仕事となった。


アマガミAS 第五章「カツドウ」A-part END
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